”初心忘れるべからず” サービスと技術を提供する企業の志とは
2019/07/20
2009年8月発刊 「炭タイム Vol.3」より
”初心忘れるべからず”
これは世阿弥が著した能楽論書『花鏡』に出てくる言葉です。
この言葉を知らない人はいないでしょう。
ビジネスの世界でも度々使われます。
恐らく初めて社会に出た時、仕事に慣れないうちは恥ずかしいおもい
をたくさんしたのではないでしょうか。だから早く仕事に慣れ、
お客様に喜んで貰おうと努力したはずです。
しかし、仕事に慣れてくるとそんな過去のことは忘れ、
我々が求めるサービスと技術の向上が
「いったい誰のためなのか?いったい何のためなのか?」を
あえて深く考えることをしなくなくなります。
でも、いざ「誰のため、何のため」を問われると答えられるのですが、
日常の仕事の中で、知っている事とやっている事に矛盾があることに
気づいていないことが往々にしてあります。
その住宅でお客様にどのように感じて欲しいのか?
その住宅でお客様は本当に良かったと感じていただけるのか?
その住宅はお金儲け優先の対象になってはいないだろうか?
今一度考える機会を設けてはいかがでしょうか?
この世は諸行無常であり、その変化に対応するのが「人間」の
役割であり地球における大いなる存在なのです。