睡眠の質で風邪の罹患率が5倍以上変わる
2020/03/24
『盲亀浮木(もうきふぼく)』
ある時お釈迦様はお弟子さんの阿難(あなん)に尋ねました。
お釈迦様:「そなたは人間に生まれたことをどのように思っているのか?」
阿難 :「大変喜んでおります。」
お釈迦様:「果てしなく広がる海の底に目の見えない亀がいる。
その亀は100年に一度海面に顔を出す。
広い海には一本の丸たん棒が浮いていて
丸たん棒の真ん中には穴が開いている。
そして丸たん棒は風で西へ東へ、南へ北へ漂っている。
阿難よ、100年に一度海面に顔を出すこの亀が
浮かび上がった拍子にこの丸たん棒の穴に
ひょいと頭を入れることがあると思うか?」
阿難 :「お釈迦様、そんなことはとても考えられません。」
お釈迦様:「絶対にないと言い切れるか?」
阿難 :「何億年×何億年、何兆年×何兆年と
長い年月の間にはひょっとしてあるかもしれませんが
無いと言ってもよいくらい難しいことです。」
お釈迦様:「私たちが人間に生まれることは
亀が丸たん棒の穴に頭を入れることがあることよりも
難しいことなのだ。
人間に生まれるとはそれほど有難いことなのだ。」
『盲亀の浮木』とは譬喩経(ひゆきょう)というお経に出てくる言葉です。
お釈迦様が人間に生まれることがいかに難しいかを
譬(たと)え話で教えています。
「ありがとう」は ”ありがたし(有り難し)” から変化したもの。
”有り難し” は ”ありえないこと” を意味します。
つまり ”有り難し” = ”神業” = ”神のしわざ” と昔は考えました。
なので神社で手を合わせる時は ”お願い” をするのではなく
神様に ”有り難し=ありがとう” という気持ちで手を合わせます。
なんちゃって
これはわたくし増谷の心構えでした。
新型コロナウイルスの感染予防には
人が密集している場所や換気の悪い場所を避ける
手洗いを徹底することが推奨されています。
そんな中「睡眠と免疫力」について書いているサイトを調べてみました。
すると質の悪い睡眠の人は質の良い睡眠をしている人より
5.5倍風邪をひいたという結果が得られたそうです。
上記リンク先記事を一度見てみてくださいね。
室内の空気をキレイにし
規則正しい生活から生活習慣を整え
体を冷やさないようにして血流を良くし
新型ウイルスに感染しないような身体づくりに心がけましょう!
人間に生まれてきたことに感謝し
生きている限り人や社会や環境に貢献できればと思います。
『人生で一番大事な日は二日ある。
生まれた日と
なぜ生まれたかが分かった日である。』 マーク・トウェイン
「生まれる」には計り知れない深い意味があるように感じます。