農薬消費大国日本!
2020/03/15
今日3月15日は ”世界消費者権利デー” の日です。
そんな日があるとは全く知りませんでした。
また ”靴の日” でもあり ”オリーブの日” でもあります。
いろんな日がありすぎて覚えられない増谷です。
内閣府特命担当大臣(消費者及び食品安全) 宮腰光寛氏は
「消費者行政を担う大臣としてリーダーシップを発揮し
消費者を取り巻く環境の変化を注視しながら
今後も消費者の安全・安心の確保に全力を尽くしてまいります。」
というメッセージを発信しています。
2019年度版「世界食品安全指数」を見ると
日本はなんと21位!です。
日本の食品はもっと安全・安心なものと思っていました。
しかしこの評価方法をよくよく調べてみると
食糧の「価格」・「入手・利用のしやすさ」・「栄養価」・「安全性」を
総合的に評価したもので
単に食材の安全性だけではないことが分かり少しホッとしました。
しかし他の国と比較して日本は輸入関税が相対的に高く
また食糧の輸入依存度が高いためこのような結果になっています。
しかしながら他国と比較して食の安全は大丈夫か調べてみると
日本はアメリカの7倍の農薬を消費する農薬大国なのです。
確かに日本は農薬を理由なく大量に使用しているわけではなく
1.高温多湿だから
2.農地集約型だから(簡単に言えば狭い土地で高収益を上げる農業)
3.きれい好きだから
以上が挙げられるそうです。(一般公表的に聞こえますが・・・)
日本弁護士連合会は
「ネオニコチノイド系農薬の使用禁止に関する意見書」を
2017年12月 農水省に出しています。
人に対する健康被害やミツバチ減少の原因になっていることが
盛り込まれています。
ミツバチの減少を食い止めることは世界的な問題になっていて
ミツバチがいなくなると受粉がされず
食物に実がならない、育たないといったことが起こり
私達人間や動物たちが生きて行けなくなります。
最近熊が人里に下りて来る事が多くなっていますが
山に木の実が育っていないためなのです。
また各国で「ラウンドアップ」除草剤による健康被害で
ガンの発症原因と言われ訴訟が起きており
この除草剤の使用を禁止する国が増えています。
しかし日本は未だ野放し状態です。なぜ?
この除草剤を使った土壌は作物が出来なくなり
この除草剤に耐性を持つ遺伝子組み換え食品しか育たなくなります。
果たしてこの食材が安全なのでしょうか?
日本も早く使用禁止すべきですし
早くから分っているのに改善できないのは
良からぬ利権がらみなのでしょうか?
化学物質の問題、エネルギー問題、食の問題、気候の問題
新型ウイルスの問題、環境問題、自然破壊問題等々キリありませんが
早急に対応しなければいけない問題は山積しています。
世界が・地球が「安全で平和に過ごせなくなる日」が
刻々と近づいているのかもしれません。