無意識で働く自律神経
2020/01/11
今年札幌の正月は降雪量がとても少なく
除雪で汗を流すことはありませんでした。
とはいえ特に運動もせず
テレビとにらめっこ状態を繰り返した結果
身体というのは正直で体重は約3kg増量。
体重を増やすのは簡単ですが
減らすには努力と忍耐が伴います。
”初心忘れるべからず”
今月中に3kg減量を決意した増谷です。
皆さんは『神経』の役目・役割をご存知ですか?
『神経』とは各組織と脳をつなぐ役割を担い
体内に張り巡らされた神経を通して
様々な指令や情報が伝達されています。
その『神経』は下図のように分けられます。
その中でも【自律神経】は心臓や肺
その他内臓や膀胱、血管などと関わる重要な神経で
人間の生命を司っています。
その働きを意図的にコントロールする事はできません。
その自律神経は交感神経と副交感神経に分けられ
それぞれがシーソーのように働き
内臓器官の働きを調節しています。
詳しくはこの場で記載しませんが
私達の『健康』に関連することに違いはありません。
この自律神経が乱れる原因として以下に3つ。
1)ストレス
2)不規則な生活習慣(主に食と睡眠)
3)心身の疾患
以上から自律神経のバランスを整える方法として
簡単な方法をご紹介いたします。
但しこれを実践すれば必ず改善するわけではないので
つらい症状の際は早めに医師にご相談ください。
【まず朝起きたら日光を浴びる】
・起床時間を決め起きたらカーテンを開けましょう。
朝の日を浴びるとセロトニンという幸せホルモンが
分泌され体内時計がリセットされます。
活動リズムが整い、不眠にも効果的です。
【軽い運動を】
・体を動かすことで血流を良くしストレス解消を。
散歩やウォーキング、ヨガなど無理のない範囲で。
【入浴で体温を上げる】
・血行を良くすることで免疫力を上げる。
36℃~40℃程度のお湯に浸かることで副交感神経を
優位にし、質の良い睡眠にも繋がります。
【食生活の改善】
・食事からとる栄養を偏らせないこと。
ビタミンやミネラルを意識的に摂りましょう。
またセロトニンが多いことは良質な睡眠を促す
”メラトニン”を分泌することになるので
乳製品や大豆製品、カツオやマグロ、イワシなどの
魚類や、白米やコーンフレークなどの炭水化物を
積極的に摂りましょう。
【腸内環境を整える】
・腸はストレスなどの影響を受けた場合
血管が収縮し血流が悪くなり体調不良を起こします。
腸が不調だと栄養を吸収しにくくなるので
”腸活”に励みましょう。”腸活”の方法は以下
●朝起きたらコップ1杯の水を飲む
●軽いストレッチで腸を活性化
●食物繊維・乳酸菌を摂る
●夕食を食べてから3時間はリラックス etc
【良い睡眠】
・この”良い睡眠を摂る”ことが自律神経を整えるのに
最も重要です。
副交感神経を優位にするために”寝落ちの90分”
(ノンレム睡眠)がゴールデンタイムとなります。
心身の疲れを解消、細胞の修復が行われる大切な時間。
寝室の空気をキレイにし深い睡眠を摂ってください。
空気が汚れていると睡眠が浅くなります。ご注意!
スマートフォンから発せられるブルーライトは
脳に「朝が来たと」誤解させ眠れなくなります。
長時間の使用は避けてください。
もし不眠で悩まされている方には昼寝をお薦めします。
ただし、長時間ではなく15~30分程度にしましょう。
寝すぎると夜眠れなくなり悪循環になりますので。
少しの睡眠でも自律神経の調節にはよろしいでしょう。
長くなりましたが、自分の「健康」は自分で管理しましょう。
”「病気」になって「健康」のありがたさを知る”
自分だけは大丈夫!と考えず
未来・将来の自分や家族のために真剣に考えてみては
いかがでしょうか。